第4段階:ディフェンスの作るブラインド側へのシュート

指導目的:図10で示したように、ディフェンスがブラインド側へシュートすると、ほぼ 100%シュートは成功していた。今回の指導目的の完成を目指す。

練習9 ジャンプシュート

<狙い>空中でのディフェンスとの間合いから、次の動作を判断し実践出来るようにする。

練習10 コンビネーションプレーの中で味方の補助を使い、シュートを成功させる。

<狙い> オフェンスとディフェンスの動きと位置から、最適な走り込み位置、シュート場面などを選択して、シュート能力を高める。 

攻撃例

まとめ

本報告では、パスを受ける時の0-1ステップ方法、体重移動によるバックスイング動作、ブラインド側へのスナップシュート(ボールの軌跡を変化させる)が出来るようになる手順を提示した。そのため、指導者の教示で"見せ、分からせ、実践出来る"ようにすることの重要性も説明できたと考える。

指導者は練習の方法やその際の注意点を、ゆっくり説明しながら実践できるかが、指導を成功させるために重要との認識を得ました。

文中の練習例は、本指導手順を使って初めて指導する対象者のための練習の手順になる。 多くの指導場面では約2時間の指導で、シュート成功率が3割程度のプレーヤーでも練習後は6割以上に向上させるケースが多くありました。ただ、これは練習段階での成果で、その後の練習の繰り返しが、実際の試合場面で成果となることを加えておきたい。

終りに

本報告は過去に指導した講習会で配布したテキストから図や文章を抜粋して掲載しています。そのため図の表記が均一でない点が多多有りますがご容赦下さい。また、参考資料などは、ハンドボールインフォーメーションに掲載した平岡の論文集から参照して頂ければ幸いです。

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